"壊れた" こどもの食事 〜生活環境編〜
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子供の食生活の乱れを " 「 彼らの食 」 と 「 生活環境 」" という観点で考えてみましょう。
◆ 朝から " お菓子な朝食 "
朝食を摂らない小中学生の比率は、この20年近くあまり変わらず、
10%前後で推移しています。
* 下記サイト 「3.食習慣の状況」 参照
厚生労働省による 平成17 (2005年) 年国民健康・栄養調査結果の概要
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/05/h0516-3a.html
思ったよりきちんと朝食は摂っている… と安心してしまい
そうですが、問題は " その内容 " にあるといわれています。
この厚生労働省調査ではその部分の追跡はされていませんが、
私が1年ほど前に見た雑誌の「関東近郊の子供の朝食実態」では、
朝食内容が写真入りで掲載されていました。
印象として、
パンとハムや目玉焼きという洋食 ・・・ 35%くらい
ご飯に味噌汁、焼き魚という和食 ・・・ 35%くらい
菓子パンやドーナツという甘いモノ系 ・・・15%くらい
シリアルだけ、パンだけ、おにぎりだけの単品 ・・10%くらい
牛乳 or ヨーグルトとフルーツの組み合わせ ・・ 5%くらい
という感じでしょうか。
約3割程度の子供たちは、" 朝食とは言えない朝食 " です。
「 この日は、たまたまこんな朝食 」
「 地域によって食習慣はまた違う 」
ということを差し引いて考えても、この "3割" という数字は " 大きな数字 " と
考えられないでしょうか。
今、こうした " 3割 " の子供たちが、身体的あるいは精神的に
問題を抱える確率がとても高いといわれているのです。
◆ 朝食を摂らない理由
また、別の機関の調査では「子供が朝食を摂らない」理由 (複数回答) が、
以下のような結果で残されていました。
1.時間が無いから ・・・ 42.9%
2.食欲が無いから ・・・ 40.0%
3.作ってもらえないから ・・・ 17.1%
4.ダイエットのため ・・・ 11.4%
調査対象は、90%が全国の小学生 (残りは高校生) です。
まるで疲れたサラリーマンのような1位、2位の理由に
「 本当に子供対象のアンケートだろうか 」 と思ってしまうほど。
塾などの習い事で帰宅が遅いこと、ゲームやマンガに夢中になる
夜更かしなどが原因で起こる「睡眠不足」が影響していることが容易に想像できます。
◆ 「 体調不調は自覚済み 」 な小学生
" お菓子な朝食 " や " 朝食を食べない " 子供には、そうではない子供と比較したとき、
身体的 または 精神的問題がとても多いと専門家はいっています。
また、子供自身もそれを自覚しているというのです。
だるい
すぐに疲れる
授業中眠くなる
いらいらする
風邪を引きやすい
すぐカッとなる
飽きっぽい
楽しくない
友達と話したくない
ぼんやりする
やる気がでない …
こうした症状を訴えては、早退をしたり、1日中保健室で過ごしたり、
興味のある授業にしか参加しなかったり、クラスメイトと騒ぎを起こし
たりという「勝手でわがままな」行為が目立つというのです。
中でも一番深刻なのは、" いじめ " です。
偏食、欠食、ジャンクフード、食事という概念が無い… などの
共通した " 悪食習慣 " と " いじめ " の関係は、「 食物アレルギーと心 」
という分野の大きな研究課題にもなっています。
アメリカでは 「 脳アレルギー 」 といわれ、既に30年以上も前から注目の分野です。
これは、
体と心は 「食」 によって作られ、影響を受ける
ということが科学的に証明されようとしている、ということでしょう。
◆ 子供だけでは解決にならない
朝食を食べない、偏食、食事らしい食事をしない などの問題は
残念ながら、親の協力無くしては決して解決できないものです。
それにもかかわらず、
「 朝食を学校で食べさせるのも教育の一環 」
という親からの声も聞かれるといいます。 (以前問題になったようですが)
「朝食」 は " 教育 " か " しつけ " か …
子供よりも先に、まずは "親の認識を改めてもらう" ことが必要な
時代なのかもしれません。
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お弁当のおかずに、焼きそばやたこ焼き。 デザートには、ミニカップラーメン。
こうして育った彼らが親になった時に作るお弁当の中身は、一体どのようなものでしょうか。