やつれたの? vs. やせたの?
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「 ダイエット 」... この5文字には不思議に人を惹きつけるなんとも
言えないパワーがあるようです。
「 夏までに あと○kg 絶対にどうしても痩せたい! 」
こういう思いが強ければ強いほど、" 体重減のみ "に焦点を当てた
手軽なダイエット方法に飛びつくのは容易に想像できることです。
一度高校生の頃 「 食べる量を減らす 」 方法を数ヶ月実行し、
体重を 6 〜 7 kg 落としたことがありました。
まさに 「 手軽で簡単 」の代表ダイエットです。
でも、最終的には体育の時間にまともな運動が出来ない位、
体力も同時に落としてしまいました。
クラスメイトからも 「 最近、顔色悪いみたい.. 」と言われてしまうほどだったのです。
「 健康に正しくダイエット 」 ができていれば、これは絶対にありえないことです。
体重を減らした結果、体力も落ち 不健康になった…
この最大の理由は、「 とにかく体重を落とす 」 ことが最優先だったから、の一言に尽きます。
減食することが 「 いい事 」 だと思っていたわけではありません。
でも、その代償として こんなに " 不健康で体力のない体 " を体験するとは
全く思ってもいなかったことでした。
そして、これを 「 やつれる 」 ということは、後になって知ることになりました。
では、「 やつれる 」 と 「 やせる 」 の違いとは何でしょうか?
『 やつれる 』 とは、体タンパク組織が減少すること
『 やせる 』 とは、皮下脂肪が減少すること
もう少し詳しく説明しましょう。
私の例のように 「 減食してダイエット 」 を考える多くの人は、
「 エネルギーが不足した分は(落としたい憎っくき) 皮下脂肪がそれを消費する」
↓
だからやせる
と考えていないでしょうか?
残念ながら、私達の体はそれほど単純にできていないのです。
私達人間は、「 自律神経 」 や 「 食欲中枢 」 などの生命維持の部分に、
とても多くのカロリーを消費しています。
心臓を動かす、血液を循環させる、体温を維持する etc... すべては脳が
コントロールする自律神経によって正しく管理され機能しています。
そして、その 「 脳 」 と 「 自律神経 」 の栄養源は 「 ブドウ糖 」だけ。
" たんぱく質 " も " 脂質 " も栄養源にはなりません。
でも、私達は日常の生活やスポーツにもエネルギー源として「 ブドウ糖 」 が必要です。
さあ、この大切な栄養源 「 ブドウ糖 」 が充分に補給されないと体はどうなるでしょうか?
「 脳 」 「 自律神経 」 → とにかく 「 ブドウ糖 」 しか栄養にできないが、
当然必要量は消費しなければならない
「 日常生活 / 運動 」 → 「 ブドウ糖 」 が足りないと、
代わりに 皮下脂肪ではなく、体タンパク組織
( をブドウ糖に変えて ) をエネルギー源にする
もっと簡単に言えば、
ブドウ糖が不足した体は、日常生活に必要なエネルギー源を
筋肉 ( 体タンパク組織 = 体を構成しているたんぱく質組織 のこと ) から得ている、
ということです。
摂取エネルギーが不足した場合、
それを皮下脂肪が補えるのはその中のほんの少しでしかありません。
だから、減食してダイエットをしても、思ったほど皮下脂肪は減らないのです。
代わりに、筋肉や臓器がその犠牲になっているのです。
近年産婦人科では、最近の特に若い女性の子宮が小さく、不妊や流産の原因に
なるケースが目立つ、といわれているそうです。
その多くが 「 食べる量を減らすダイエット 」 の経験者だというのです。
また、健常人では約1.5kg ほどある肝臓が、
拒食傾向の人の場合、500g位にまで縮小してしまうそうです。
あなたの子宮、肝臓、腎臓、胃などが小さく縮こまり、正常な機能を失っても、
体重計の針が昨日より1kg 軽い数字を指すことを喜べますか?
「 やつれる 」 のではなく 「 正しく健康的にやせる 」
私達が目指すのは、こういうダイエットでなければなりません。