摂食障害について思うこと
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摂食障害についていろいろ調べるうちに、
この障害をお持ちの方が、誰にも相談できず、本当に辛く、
苦しい思いをされていることを知りました。
摂食障害について思ったこと、知ったことをまとめてみました。
◆ 摂食障害は "難しい" 現代病
"難しい" とされる主な理由が、
病態の解明が充分になされていない
治療理論や治療方針が十分に確立していない
ということのようです。
ただ、世界的にも拡大の一途をたどるこの病気については、
年々研究も進み、その病態理解も治療方法も確立しつつあるようです。
多くの専門家は、「治療方法は見つかる。悲観する必要はない。 」
と述べています。
◆ 心理的・精神的要因が背景にある
この病の特徴は、「 凝り固まった心理 」「 偏った考え方 」 など
精神的な部分が大きく影響しているため、その背景にあるモノが
何であるか、ということを探る必要があるといいます。
ただこの病はやはり「 誤ったダイエットが原因 」という若い女性に
とても多く、病を治したいとは思うものの、なおも「 痩せたい 」 という
願望との果てしない戦いの毎日を送ります。
多くの方が3年、5年、長い方では15年… というように
長期にわたり病と闘っています。
◆「誤ったダイエット」による摂食障害の弊害
1.低カロリー・低体重・嘔吐の悪影響
標準体重の−20%を下回る低体重を長期に維持した場合、
身体、精神の両面に多くの悪影響が出現しやすくなるといいます。
食事量が極端に少なれば代謝が低下し、少量のカロリーで
生命が維持できるよう体のシステムが変化します。
それで不妊症、骨粗鬆症、抜け毛と体毛の男性化、脳の萎縮 など、
さまざまな合併症に悩まされるようです。
また「脳の栄養不足」による「性格の変化」も起こります。
これが本人にとって更に辛い閉塞状況を生み出しているようです。
他人に対する不信感、神経過敏、建設的・柔軟な思考能力、
人格の円満さなどが薄れ、物事に強くこだわる性格へ変化すると
が知られています。
この強いこだわりのホコサキは、慢性的な飢餓状態により、
当然、「食事・カロリー」に向かい、思考の歪みもみられるようになります。
ただこの症状は、摂取カロリーが増え、体重が増加してくれば改善します。
2.摂食障害者の思考の傾向
a) 0 か100 (all or nothing) の発想
物事を白か黒か、善か悪か という両極端でしか捉えない発想。
「あいまい」や「混在」という思考が困難な心理。
体重、カロリー値、テストの点数、金銭などへの強いこだわりも
これに該当します。
b) 自己関連づけ発想
自分とは無関係な出来事を、自分に過剰に関係付けてしまう思考。
この思考パターンは摂食障害者の対人緊張の原因のひとつで、
「自分の心の投影」の場合がほとんどだといいます。
「クラスメートが 何度も私を見ている。 これは私が最近2kg太ったから
バカにしているんだ…」 というのがこれに該当します。
c) 迷信的な思考
全く根拠の無い事柄を勝手に因果関係で関連付けてしまう思考。
科学的あるいは合理的な思考が欠落し、ひたすら迷信ごとき思考に
固着してしまう思考のこと。
「 体重○○kg以上は笑われるから外出できない 」 というのが
これに該当します。
d) 「〜であるべき」思考
「〜でなければならない」という、心理的プレッシャーが生じやすい思考。
そのため自分で自分を追い込みやすく、常に焦燥感が離れません。
「絶対に人に嫌われてはいけない」というのがこれに該当します。
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以上、ここまで大まかに摂食障害についてまとめてみました。
特徴的なのは、こうした思考が、
「 カロリー不足・低体重によってますます強化されてしまう 」
という部分。
私はここに、生物の生理の基本を感じます。
そして、ここがこの病の改善につながるキーポイントであるように思うのです。
" 思考と感情 " はいつも相互に影響し合いますが、
この病の場合、それまでの人生で培われた「偏りのある思考特性」
が大きく関わっているため、改善へのアプローチにも一定の時間が必要だといいます。
ですが、この部分が快方に向かえば、それに伴いおのずと "感情 " についても
ポジティブな変化が訪れるということです。
まだ時間はかかるようですが、一日も早い改善プログラムの確立が望まれるところです。
摂食障害について思うこと-2-
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◆ こんな傾向は 「 摂食障害予備軍 」!
・ 食べることに嫌悪感がある
・ 少しでも太るのが嫌
・ 「 食べすぎ 」 と 「 絶食 」 を繰り返し体型・体重を維持している
・ 「 吐けたらいいのに 」 という願望がある
上記のどれもが、「 美 」 への誤った認識が背景にある場合が多く、
これに "ちょっとしたストレス" が加わるとそれが引き金になって、
摂食障害になってしまうケースは少なくありません。
◆ 細胞レベルで体を弱める摂食障害
拒食症を持つ方が、人間の持つ本能にさからえず
「 なんとか飢餓状態から脱出しよう 」 と過食にはしる。
嘔吐をしようとしてもそれが出来ないために、
絶食や激しい運動をすることで体重・体型を維持しようとする過食症。
こうした行為は、体内のマグネシウムやカリウムなどさまざまなミネラルを
流出させてしまうため、体は細胞レベルで弱ります。
また、嘔吐という行為は、一旦体内に入った食物を消化、吸収、分解 しようとして
稼動しはじめた器官の機能を狂わせる、というダメージを与えます。
その結果、ホルモンや消化液の分泌がうまくいかなくなってしまいます。
◆ 摂食障害は がんよりコワイとは?
摂食障害が原因の死亡率は約9%。
ただ、この数字には、「 摂食障害が原因で起きる 自殺、事故、合併症 」 などによる
死亡の数字は含まないので、実際の死亡率はもう少し高いとされています。
三大死亡原因のひとつ「ガン」の場合。
早期発見の場合、約90%は助かるという統計から、
摂食障害とがんの死亡率は、ほぼ同程度ということになります。
ところが摂食障害の場合、その専門医・専門機関などがまだまだ少ないため、
治療環境や情報が充分ではありません。
そのため、繰り返しの過食嘔吐や毎日の下剤服用の弊害がどれくらいなのかを
知らないでいる摂食障害の方々がとても多いといいます。
この病気は長く続けばつづくほど、体と心をじわじわと蝕んで、
低カリウム血症や栄養失調、カロリー不足が原因の心臓停止や
感染症による死亡につながります。
こうした総合的な見地から、
がんよりも摂食障害という病気のほうが不利な立場にある分、
コワイ病気と言えるのです。
◆ 摂食障害は 「 食物依存症 」
ニコチン、アルコールまたは薬物依存と同様に、
この摂食障害も " 食べ物への依存 " という治療の必要な病気です。
はじめは
「 週に1回だけだから大丈夫 」
とか
「 職場を変えたら治ると思う 」
と思っていても、重症の場合はよほどの決意があっても
それほど簡単には治りません。
普通はずるずると深みにはまってしまう… というのが典型的なパターンです。
これが 「 依存症 」のこわくて難かしいといころなのです。
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摂食障害は外科的手術で改善する、といった類の病気ではないため、
難しい病気の一つではあるようですが、治らない病気ではありません。
ただし、「 正しく治療すれば 」 という条件が必要です。
病気の改善の兆候として、
「 カロリー計算をしなくなった 」 とか 「 痩せることより"健康になりたい" 」
という風に考えるようになるといいます。
この摂食障害という病気から、「 健康 」 と 「 食 」 の深いつながりを
改めて認識させられました。
「 ものを美味しくいただけるしあわせ 」
この病気を克服されたある方の、真っ先に味わった感動のこの言葉は
とても印象的です。
ダイエットと過食症
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「 過食症 」とは、その名が示す通り大量の食品を際限なく食べ、
それに対する代償行為 (嘔吐、下剤/利尿剤服用、絶食、過度な運動など)
を伴う症状を指します。
その食べる量は、一般的な「ちょっと食べ過ぎちゃった〜」
などというものを超え、普通では考えられない量だといいます。
「食べずにはいられない」
「食べ始めると止まらない」
という自分ではコントロールできない病的食行為….
ある過食症の方のブログです。
過食症との戦いがいかにすさまじいものかがわかります。
http://www.geocities.jp/powderroom5673/seishinka.html
「 過食症 」 は 「 拒食症 」 の場合と同様に、
ストレスや極端なダイエットが原因で発症することが多く、
心療科・精神科での治療が一般的です。
このことからも、過食症は (拒食症も含む) 私たちの精神と深く複雑に
関わっていることがわかります。
それだけに、こうした摂食障害は今でも原因の究明から治療、
そして完治までに大変な時間がかかる「 難しい現代病 」の一つと
いう位置付けなのです。
ところで、“大食いを競う番組” に出ている方々は「 過食症 」なのでしょうか。
こういう方達は、食べることが大好きでその行為を自分で
「 受け入れ認めて 」います。 そしてこの後に「 過食症 」の特徴である
「 代償行為 」 は伴いません。
一方、「 過食症 」 の方は 「 食べたくないのに、食べずにはいられない 」 のです。
そして、この後は罪悪感や嫌悪感と共に「 代償行為 」 を行います。
ここが「 単なる大食い 」 と 「 過食症 」 の決定的な違いです。
過食症は、以下のタイプに大別されます。
1) 過食のみ
2) 過食嘔吐
3) 過食嘔吐 + 拒食傾向有
ただ実際には、上記のパターンが絡み合って年数と共に変化
していく事の方が多いようです。
治療には、専門医の診察を受け、まずは原因を探ることから始めます。
原因が 「 極端なダイエット 」 にある場合も、
その偏った行為の裏にある心理や考え方がどこにあるのか
正しく見つけてあげなければなりません。
この場合の治療には、
ダイエットや体重に対する正しい認識を持ってもらうのと同時に、
「 規則的に正しく食べる 」 ということを実行してもらいます。
これにより、食欲中枢はその働きを徐々に復活させ、
満腹感や空腹感の命令を正しく出せるようになるのです。
「 食欲中枢を正しく機能させ、安定させる 」
摂食障害の完全治癒のポイントはここにあるのです。
ダイエットと拒食症
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" 摂食障害 " を訴える人はこの年々増加傾向にあって
この20年で約10倍にもなっています。
http://www.asahi.com/health/jhcolumn/031020/index.html
摂食障害のひとつ 「 拒食症 」 について。
「 拒食 」 という語意からか、いまだに
「 食べ物に興味がなくなるなんて羨ましいくらい… 」
と思う方も多いそうです。
でも実際には “ 拒食症 ” というのは食べ物に興味がなくなるわけではありません。
むしろその逆で、一日中食べ物のことが頭から離れないのです。
いつでも食べ物にとても執着があるのです。
あれが食べたい、これも食べたい、という欲求が24時間続くのです。
ところが1gでも体重が増えるのが恐くて、実際には物が食べられない....
このように 「 食べたいのに、食べられない 」 という葛藤で
" 拒食症 " というのはとても苦しくつらいものなのです。
こうした摂食障害というのは、精神的な部分との関連もあり
一度発症すると治療には長い時間が掛かると言われています。
拒食症の原因として一番多いのは、
人間関係、家族との関係、職場環境 などによるストレスだと言われています。
次いで多いのが、極端なダイエットがその引き金になって発症してしまう、
というものです。
無謀なダイエットで、摂取カロリーを極端に低くすると、
身体へのエネルギーはもちろん、食欲中枢に指示を与える " 脳 " への栄養も不足します。
ここに 「 身体と脳のエネルギー飢餓 」 という状態が起こります。
例えば野生動物は、餌が足りなくなり空腹になってくると
獲物の獲得に100%集中します。
人間も同じです。
極端な " 飢餓状態 " では食べ物の存在が頭から離れないのは
当然なのです。
これが自己保存の " 生きよう " とする生物の本能だからです。
拒食症の方は、
食べ物や食べる事に心が支配されてしまうことに対し、大変な嫌悪感を抱くといいます。
けれども摂取カロリーを制限している限り、
" 食べ物や食べる事について頭がいっぱい " という状態からは
決して開放されることはありません。
拒食症など無縁な状態で " 正しくダイエット " する為には、
食欲中枢の働きを狂わせてしまうような行為をしないことです。
つまり、
欠食、断食 あるいは 極端なダイエットで体へのカロリー不足を招くことは
絶対に避けなければなりません。
拒食症のサインにはいろいろありますが、
もし、次のような感覚が消えない場合は少し注意してみて下さい。
● 自分よりヤセている人がいつもとても気になる
● 自分の周囲の人、特にヤセた体型の人に対し、しつこく食べるよう勧める
● 他の誰よりもヤセたいと思う
● 「 体に悪いから少しでも食べなさい 」 と言われると 「 自分を太らせようとしている 」と思う
ただし、拒食症というのはれっきとした病気です。
少しでも自覚症状がある場合は、自己診断をせず
きちんとした専門医からの指示を受けなければなりません。